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震災編
第3章 頼れるのはまず自分
「ねー パパしっかりしてよー こんな荷物くらい運べないの?私はもう腕が痛いからあとはあなたお願いね。」 『えー!!全部俺かよー、少しは手伝えよ、俺が死んだりいなくなったりしたらどーすんだよ〜』...
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震災編
第2章 日常の終わり
何かの不安感と違和感に包まれ、スマートフォンで見たメモの内容も、先ほど感じた、いや聞こえた?音にとらわれ、周りの風景も歪んで見えた。 その夢想から引き戻すかのように 警告音が自分のスマートフ...
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震災編
プロローグ 喧騒の幸せ
20XX年〇〇月〇〇日 (火曜日) 午後12時20分発生 場所:都市圏主要駅周辺地下商用区域 及び 地下鉄数ラインの主要駅 男性35歳 タカオ 女性 妻32歳 かなえ 男児 8歳 たこう 『ほらほ...